カッパドキアへ

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摩訶不思議な岩の大地

 トルコの首都、アンカラの南東、標高1000メートルを超えるアナトリア高原中央部の広大な大地に、不思議な光景が広がっています。

 地面から突き出したキノコのような岩、あるいは煙突のような岩、何層ものカラフルな岩らが林立し、巨岩がそびえる――こうした奇観は、火山と風雨によって柔らかい地層と硬い地層が重なり合い、侵食されて生み出されました。 まさに自然の驚異です。

  この南北50キロにわたる一帯が、「ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩窟群」として世界遺産に登録されています。 カッパドキアの歴史は古く、紀元前2000年前後のヒッタイト時代には、すでに交易の要衝として栄えていました。

  3世紀半になると、ローマ帝国の弾圧を逃れたキリスト教の修道士たちが移り住んできます。 彼らは柔らかい岩をくり抜いて住居や教会を作りました。

  その後、イスラム帝国が興るとキリスト教徒は再び脅威にさらされ、この地に集まるようになります。 彼らが築いた地下都市が、現在まで残っているのです。

いざ、カッパドキアへ

 起点となるのはトルコ最大の都市、イスタンブール。 イスタンブールへは日本から直行便が出ていますし、ヨーロッパの各都市を経由して行くことも可能。

  イスタンブールからカッパドキアへは、飛行機で約1時間半で行くことができます。 カイセリ空港に着き、カッパドキアへは車で1時間弱程度。 ちなみにイスタンブールからバスで行くと、約13時間かかります。

  カッパドキアは、すべてを回ると3日かかるといわれるほど広いので、観光には日本からのツアーを利用するのが一番楽ですが、現地ツアーもあります。

  また、主な観光地へは乗り合いタクシーやバスがたくさん出ていますから、個人でも観光できます。 季節としては、夏がおススメです。

  冬は積雪があるとトレッキングができないですし、何より寒い! 12月から3月の夜は氷点下10度を切ることもありますから、冬に行かれる場合は防寒が必須です。

「妖精の煙突」はどんな煙突?

 とにかく広いですから見どころはたくさんありますが、まず見ておきたいのは「妖精の煙突」といわれるペリバジャの奇岩。 それから三人の美女にたとえられる、エセンテペの「3姉妹の岩」。

  美人かどうか……、あなたの目で確かめてください。 デヴレントの「ラクダ岩」のあたりは、息をのむような絶景が広がります。

  「ギョレメ屋外博物館」には、難を逃れてやってきたキリスト教徒が作った岩窟教会が集まっており、保存・公開されています。 内部に残されているフレスコ画は鮮やかで見事です。

  そして穴だらけの山「ウサチヒール」は、まさに奇観。 数十年前まで実際に人が住んでいたという村の頂上に登ると、大パノラマが広がり、圧巻です。

  カッパドキアには「洞窟ホテル」がいくつかあり、岩をくりぬいてつくった洞窟に宿泊できます。 奇岩の中で、あなたはどんな夢を見るのでしょうか。

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