アテネのアクロポリスへ

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神話と遺跡の地

 ギリシャは西欧文明発祥の地です。 紀元前8世紀ごろに誕生した都市国家(ポリス)アテナイの象徴ともいえるのが、世界遺産に登録されている「アクロポリス」です。

  海抜約156メートルの石灰台地に築かれた「アクロポリス」は、「高い丘の上の都市」という意味。 オリンポスの神々を祀った神殿が建てられた聖域と、敵の侵入を防ぐ要塞としての、二重の役割を果たしていました。

  現在、アクロポリス遺跡は、ギリシャの首都アテネを睥睨するかのように建っています。 古代と現代とが交差する遺跡郡は、世界中の観光客を魅了しています。 中でも有名なのが、「パルテノン神殿」です。

  ドーリア式建築の傑作と謳われるこの神殿は、紀元前432年、守護女神アテナ像を祀っています。白大理石の円柱中央にふくらみをもたせる、エンタシスと呼ばれる技法は、遠くシルクロードを経た日本の法隆寺にも伝えられました。

いざ、アテネのアクロポリスへ

 

 日本からギリシャのアテネへは、直行便が出ていますし、ヨーロッパの主要都市から乗り継いで行くことも可能です。 空港からアテネ市内までは、バスや電車で40分〜1時間程度です。

  アクロポリスは、首都アテネの中心部に位置します。 地下鉄「モナスティラーキ」か「アクロポリ」駅で下車すればすぐですし、各種ツアーバスなどもたくさん出ています。が、時間がある方は、ゆっくり歩いていくのがオススメ。 21世紀から2500年以上も前の悠久の古代へと、次第にタイムスリップしていく感覚を体で味わってみてください。

  アクロポリスの開場時間は、夏季、冬季など、時期によって変わったり、たびたび変更になったりします。 オフシーズンにはストライキが決行されることもありますから、事前に確認をしておくと安心です。アクロポリスには共通チケットがあり、複数の遺跡や博物館に入場できるので、購入しておくと便利です。

アクロポリスの必見・4遺跡

 アテネのアクロポリスは数多くの遺跡からなりますが、中でも必見の4遺跡をご紹介しましょう。 まずは「アテナ・ニケ神殿」。 勝利の女神ニケの神殿です。アテネ市民が常に勝利を得られるよう、女神の翼を切り落とし、ここに祀ったといわれます。 次にアクロポリスでもっとも華麗だったといわれる「プロピュライア(前門)」です。

  そして、すでに触れた「パルテノン神殿」。 重厚かつ優美なこの神殿は、曲線と曲面の組み合わせでできています。柱は垂直ではなく少し内側に傾いて立っており、柱の間隔も均等ではなく、床さえもわずかに曲線を描く――こうした建築設計が、独特の美を作り上げているのです。 最後に「エレクティオン」。

  6人の少女の彫刻が彫りこまれた柱廊が特徴的です。 そのほかにも「ディオニソス劇場」や「アクロポリス博物館」など見どころ満載。

 ディオニソス劇場の「イロド・アティコス音楽堂」では、夏にはコンサートや演劇、オペラなどが上映されていますから、アテネの夏の夕べを楽しむのにもってこいでしょう。

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